こんにちは!
入間駅前通り接骨院の山崎です。

今回は踵(かかと)の痛みについてのお話です。

踵は、人間の体のなかで土台となる部分です。常に体重がかかる部分であるため、非常に負担のかかりやすい部分といえます。

ここでは、特に何もしていないはずなのに踵に痛みが出る症状の代表的なものをあげ、その原因と対策についてお伝えします。

かかとの痛みに関係する疾患

(1) 足底筋膜炎

足裏の土踏まずから踵の骨あたりにかけて、特に朝起きて立ち上がって歩く際に鈍い痛みを感じます。

気になって足裏や踵のあたりを押してみると非常に強く痛むことがあります。

このような症状は、一般に40代から50代にかけての年代で運動不足気味の方、逆に若い年代でも立ち仕事などをされている方や、マラソンなどをしている方にもみられます。

(2) アキレス腱周囲炎

アキレス腱から踵にかけてのあたりが痛みます。

特に歩いたりジャンプをしたりするときや、階段の昇り降りなどで痛みを感じます。

踵周辺が腫れたり、歩く際にギシギシときしむような違和感を感じたりします。

踵が痛む原因について

足底筋膜炎は、足裏の足底筋膜と呼ばれる組織を傷めて炎症を起こすと痛みます。

一般の人の場合、40〜50代になると、足の縦アーチを保つのが役目の足底筋膜の筋力が衰えてきます。

すると、足の縦アーチが正しく保たれない状態となります。

その上、硬いアスファルトやコンクリートの道を歩くと、歩行の衝撃により踵の骨に付着している足底筋膜に繰り返しダメージを与えるのです。

その結果、足底筋膜炎が発症し、踵が痛みます。

アキレス腱周囲炎は繰り返しの歩行やジャンプによって、踵の骨に付着しているアキレス腱がダメージを受けることで、アキレス腱周囲炎が発症し、踵が痛みます。

予防と対策について

① 浮き指を治す

現代人は歩行が少ないため、足の指が運動不足になりがちです。

足の指を正しく使えない状態で、偏った負担を受け続けると、足底筋膜炎やアキレス腱周囲炎を起こしやすくなります。

足の指でグーパー運動や踵を上げてつま先立ちになる運動、タオルを足の指でたぐり寄せる運動などを、繰り返しおこなって足の指をしっかり使うようにしましょう。

② 足に合ったサイズの靴を履く

キツ過ぎる靴や大き過ぎる靴を履いていると、足に正しい角度で負荷がかからず、偏った部位にダメージを与える原因となります。

キツ過ぎず、ゆる過ぎない靴を使いましょう。

③ 体重を減らす

実は急激な体重の増加が、足にダメージを与える原因となることが多いのです。

カンタンではありませんが効果大です。

④ ふくらはぎのストレッチをおこなう

いわゆるアキレス腱伸ばしをこまめにおこなうと、ふくらはぎの筋肉の柔軟性を保ちやすくなるため、足底筋膜炎やアキレス腱周囲炎の予防になります。

特に①の浮き指を治すというのは、足のトラブルの根本的な原因をなくすことにつながります。

当院ではそのために特化したメニューも用意していますので、踵の痛みでお悩みの方は、ぜひご相談ください。