首コリや首の痛みは、多くの人が経験する一般的な症状です。首コリは首の筋肉が緊張し、硬くなることで、コリ感や不快感が生じる状態を指します。長時間同じ姿勢でいることやストレスが原因になることが多いです。首の痛みは、筋肉、関節、神経、または椎間板の問題によって引き起こされることがあります。急性の痛みと慢性的な痛みがあり、痛みの程度や性質は個人によって異なります。意外と若い人の中にも首コリ・首の痛みで悩んでいる人は多いのかもしれません。
首のコリや首の痛みは、多くの人が経験する不快感や痛みの症状で、さまざまな原因が考えられます。これらの症状は、日常生活の中で無意識に繰り返される姿勢や動作、筋肉の緊張、あるいは関節や骨の問題によって引き起こされます。それでは詳しく見ていきましょう。
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用によって、首や肩に負担がかかる姿勢、特に「猫背」や「前かがみ」の姿勢が主な原因です。このような姿勢は首の筋肉や椎間板に負担をかけ、筋肉が緊張しやすくなります。特に、頭を前に突き出した姿勢(「前傾姿勢」)は、首の筋肉に過度な負荷をかけるため、首のコリや痛みの大きな原因となります。
精神的なストレスは自律神経に影響を与えます。自律神経は交感神経と副交感神経から成り、ストレスが高まると交感神経が優位になります。ストレスを感じると、身体は防衛反応として筋肉が緊張しやすくなります。首や肩の筋肉が緊張すると、血行が悪くなり、筋肉が酸素不足や栄養不足に陥り、痛みやコリが生じやすくなります。
重いバッグを肩にかけたり、運動後のストレッチ不足によって筋肉が過度に使われると、首の筋肉に疲労がたまります。これにより、筋肉の中を覆っている「筋膜」が硬直することがあります。筋膜は筋肉を包み込み、その動きをスムーズにする役割がありますが、過度に緊張すると筋膜が硬直し、痛みやこりを引き起こします。
また、急な動きや不自然な体勢をとった場合、筋肉や靭帯を損傷することがあり、これが痛みやコリにつながることもあります。
寝具が合わない、特に枕の高さや硬さが不適切な場合、長時間同じ体勢で寝ることは、首に負担をかける原因となります。特に枕の高さが合わない場合、頸椎が不自然に曲がることがあり、朝起きた時に首が痛むことがよくあります。高すぎる枕は首を前に押し出すため、首の前部と後部の筋肉が過度に引っ張られ、痛みやこりを感じやすくなります。
加齢や外傷による「頸椎椎間板ヘルニア」や「変形性頚椎症」は、椎間板や関節が劣化し、神経を圧迫することで首の痛みやコリ、しびれが生じます。特に頸椎椎間板ヘルニアでは、椎間板の一部が飛び出し、近くの神経根を圧迫するため、首から肩や腕にかけて痛みやしびれが広がることがあります。
さらに頚椎の関節や軟骨がすり減ることで、首の動きが制限され、痛みを感じることもあります。
首や肩が冷えると、筋肉が緊張しやすくなります。寒冷環境下では、血管が収縮して血流が減少し、筋肉が十分に酸素や栄養を得られない状態になります。これが続くと、筋肉の硬直や痛みを引き起こすことがあります。特に冬場や冷房の効いた部屋で首を冷やすことが多いと、血行不良による筋肉の緊張が慢性的に続くため、痛みやコリが発生することがあります。
むち打ち症は、交通事故やスポーツでの急激な衝撃によって首が前後に激しく動かされることによって生じます。この動きで首の筋肉や靭帯、関節が損傷し、激しい痛みや可動域の制限が起こります。むち打ち症は、首の筋肉や靭帯が伸びすぎて損傷し、炎症を引き起こすことが特徴です。
運動不足や筋力低下も首の痛みの原因となり得ます。筋力が弱いと首の支えが不十分になり、簡単に筋肉が疲労しやすくなります。また、姿勢を整えるための筋肉(深層筋)の低下も首のコリに関連しています。
また非常に稀ですが、首の痛みやこりが、他の疾患による場合もあります。例えば、心筋梗塞や肺がん、リンパ節の腫れ、感染症などが原因となることもあります。この場合、首の痛みは単独ではなく、他の部位(例:胸、肩、腕など)の痛みと関連していることが多く、突然発症する強い痛みが特徴です。
首のコリや首の痛みの症状は、原因や重症度によって多様ですが、一般的に次のような症状がみられます。これらの症状は首そのものに限らず、周囲の肩や腕、頭部、さらには背中にまで影響を及ぼすことがあります。それでは詳しく見ていきましょう。
首の筋肉が固くなり、触ると痛みを感じる部分(圧痛点)がある場合があります。特に、僧帽筋(肩から首にかけての筋肉)や肩甲挙筋(肩甲骨から首にかけての筋肉)が硬直しやすく、押すと強い痛みを感じることがあります。また、動かしていない状態でも首に張りや引っ張られる感覚があることが特徴です。
これは長時間同じ姿勢を続けることや、ストレス、筋肉の疲労が原因です。姿勢が悪い状態で長時間過ごすと、首の筋肉が硬直し、血行が悪化してこりが慢性的に発生します。
動かした時に首の特定の部分に鋭い痛みを感じる場合があります。この痛みは瞬間的に発生し、特に首を左右に振ったり、前後に動かす際に増加します。痛みが強いと、首を動かすたびに刺すような感覚があり、思うように動かせなくなります。
このような首の痛みは、急激な筋肉の緊張や、椎間板や神経の問題(例:頸椎椎間板ヘルニアや頚椎症など)に見られることがあります。神経が圧迫されることで、痛みが鋭く感じられる場合があります。
また鈍い、じんわりとした痛みが首全体や肩周辺に広がる場合があります。この痛みは持続的で、特にデスクワークやスマートフォンの使用中に悪化しやすく、首を休ませることで一時的に和らぐことがあります。
この痛みは姿勢の悪さやストレス、筋肉の過度な使用が原因で、慢性的に筋肉や関節が緊張しているためです。筋肉の疲労が蓄積している場合、特に夜間や朝起きたときに強く感じることが多いです。
首のコリと連動して頭痛が発生することがあり、これを「緊張型頭痛」といいます。特に首や肩の筋肉の緊張が原因で、硬直し血行が悪くなります。その結果、後頭部やこめかみ周辺に締め付けられるような痛みを感じることがあります。この頭痛は、目の奥が痛むこともあり、視覚的なストレスと連動することもあります。
頭痛は長時間のパソコン作業や、精神的なストレスが首の筋肉を緊張させ、血行不良を引き起こすことで頭痛が発生します。血液の流れが悪くなることで、頭部への酸素供給が減少し、痛みが生じます。
首の痛みに加えて、腕や手のしびれ、感覚が鈍くなることがあります。特に首を動かしたり特定の姿勢を取った際に、しびれが増すことがあります。これが片側の腕や手に集中して発生することが多く、しびれは指先にまで広がることがあります。
この症状は頸椎にある神経根が圧迫されている可能性があります。特に頸椎椎間板ヘルニアや変形性頸椎症などにより、飛び出した椎間板や骨の変形が神経を圧迫することで、神経が正しく機能せずにしびれや感覚異常が起こります。
首の痛みが肩甲骨の周囲や背中の上部まで放散することがあります。これは「放散痛」と呼ばれ、痛みが首から離れた部位に伝わる症状です。特に、肩甲骨の内側や肩の後ろ側に痛みが広がる場合、首に原因があることが多いです。この痛みは、肩こりと混同されることがありますが、首から始まって肩や背中に伝播している場合が多いです。
この放散痛は首の筋肉や神経が過度に緊張することで、痛みが首周囲の他の筋肉や神経に伝播します。頸椎の問題や筋肉の連動によって、広範囲に痛みが広がることがあります。
首を動かした時に「クリック音」や「グリグリ」とした音が聞こえることがあります。これらの音は、骨や関節、筋肉が動いた際に発生します。痛みを伴う場合もありますが、音がしても必ずしも痛みを伴うわけではありません。
このよう音は、頸椎の関節や椎間板の摩耗によるものや関節の潤滑が不十分な場合、または筋肉が引っかかるように動くために発生することがあります。特に変形性頸椎症の場合、関節がすり減ることで関節がこすれ合い、音が発生します。
首を動かすことが困難で、左右に振り向いたり、上下に動かしたりする際に痛みや不快感を感じます。首を完全に動かせないため、身体ごと動かして振り向く必要が出ることもあります。さらに筋肉の緊張やコリ、または頚椎の関節や靭帯に問題がある場合に見られます。むち打ち症や関節炎、または椎間板ヘルニアが原因となることもあります。
首の痛みやこりが進行すると、顔面に引きつりやこわばりを感じることがあります。これは、特に頬や顎の周りに発生します。顔の一部が動かしづらい、またはピクピクと筋肉が痙攣することが特徴です。
このような症状は首や肩の筋肉の緊張が顔の筋肉にも影響を及ぼします。神経が刺激されることで、顔や首の周囲に異常な信号が送られることがあり、これが顔の筋肉が緊張したり、引きつりが発生します。
首のコリや痛みに伴い、バランス感覚の喪失やめまい、耳鳴りを感じることがあります。めまいは、立ち上がったときや首を急に動かしたときに特に強く感じることがあり、ふらつく感覚を覚えることがあります。特に、首を動かした時にこれらの症状が強まることがあります。
これは頸椎の問題や、首の筋肉の緊張によって脳への血流が悪化し、平衡感覚を司る内耳や脳幹の働きに影響が出ることが原因です。頸椎椎間板ヘルニアなどで神経が圧迫されることが要因となる場合もあります。
また強い首のこりや痛みが原因で、全身的な疲労感や吐き気を感じたり、集中力が低下することがあります。首の痛みによるストレスが増えることで、精神的にも疲れやすくなります。特にデスクワーク中や長時間同じ姿勢を続けているときに、こうした症状が現れることが多いです。
特に首や肩の筋肉が緊張すると、脳への血流が悪くなり、結果として吐き気や脳の疲労感、集中力の低下が引き起こされます。これが続くと作業効率や日常生活に支障をきたすことがあり、精神的にも体力的にも疲れを感じるようになります。さらに痛みが睡眠の質を低下させ、結果的に全身の疲労感が増します。
当院では痛む箇所の治療はもちろん、痛みの原因の改善にも努め、症状を起こす前よりもいい状態にすることを常に意識しています。技術力に磨きをかけたスタッフが精度の高い診断と治療をご提供いたしますので、首の痛みが気になる方は糟屋新宮中央駅前鍼灸接骨院にご相談ください。
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