シンスプリントはすねの内側が痛むスポーツ障害です。知名度の高くない疾患ですが、正式には脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれます。ランニングやジャンプなど、繰り返しの衝撃が加わる運動をしている人に多く見られる障害です。特に、陸上選手やバスケットボール選手、長距離ランナーに発症しやすいです。
シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)は、特にランナーやジャンプを頻繁に行うスポーツ選手に多く見られる、すね(脛骨)の内側に痛みが生じる障害です。シンスプリントは主に、足や脛骨に繰り返しかかる過度のストレスが原因で発生します。それでは詳しく見ていきましょう。
シンスプリントの最も一般的な原因は、過剰な運動や急激な運動強度の増加です。これによって、足や脛骨に過度の負担がかかり、痛みが引き起こされます。例えば、急に走行距離を増やしたり、運動強度を上げたりすると、筋肉や骨が対応できずに負荷がかかり、シンスプリントが発生しやすくなります。
他にも硬い地面(例:アスファルトやコンクリートなど)での運動は、足にかかる衝撃が強く、脛骨に大きな負担をかけます。柔らかい地面(例:芝生や土など)に比べて、硬い地面では足にかかる衝撃が吸収されにくく、脛骨や足首に直接的な負荷が増し、繰り返し衝撃を与えるため、シンスプリントのリスクが高くなります。
靴の選び方もシンスプリントの大きな要因です。硬い靴やクッション性の低い靴では、足にかかる衝撃を十分に吸収できず、脛骨や周囲の筋肉に過度な負担がかかります。
また、サイズや形状が合わない靴や適切なサポートを提供しない靴を履くと、足のバランスが崩れ、シンスプリントを引き起こす原因となります。
足の構造や動きの異常は、脛骨に余分なストレスをかけ、シンスプリントを引き起こす要因となります。
扁平足は足のアーチが崩れて足全体のバランスが悪くなり、足の内側に過剰な圧力がかかります。これにより脛骨にかかる負荷が増し、シンスプリントの原因となります。さらに、歩行時に足が過度に内側に傾く状態により足にかかる衝撃が正常に分散されず、脛骨にストレスが集中します。
脛骨をサポートするふくらはぎや足の筋肉が弱い、または疲労している場合、脛骨にかかる負荷が増加します。
足を支える筋力が不足していると、走ったりジャンプしたりする際に脛骨に過度のストレスがかかりやすくなります。またトレーニングによって筋肉が疲労していると、衝撃を吸収する能力が低下し、シンスプリントが発生しやすくなります。
筋肉や腱の柔軟性が不足していると、足の衝撃を吸収する力が低下し、シンスプリントが発生しやすくなります。
柔軟性がないと筋肉や腱が硬直し、運動時の衝撃を吸収できなくなります。これが脛骨に過度な負荷をかけ、シンスプリントを引き起こす原因となります。
体重が増えると、足や脛骨にかかる負荷も増加します。特に急激に体重が増加した場合や、運動の強度が高い場合、脛骨にかかる圧力が高まり、シンスプリントが発症しやすくなります。
またトレーニングや運動の後に十分な休息を取らず、筋肉や骨が回復する時間が足りない場合です。このような場合は脛骨に蓄積されたストレスが解消されず、炎症や痛みが発生しやすくなります。
シンスプリントの症状は、主にすねの内側に痛みや不快感が生じることです。初期段階では軽度の痛みとして現れますが、放置すると痛みが強くなり、日常生活やスポーツ活動に支障をきたすことがあります。それでは詳しく見ていきましょう。
シンスプリントの最も特徴的な症状は、すねの内側に生じる痛みです。この痛みは、脛骨の下部から中間部にかけての内側に集中します。通常では片足のみに症状が出ますが、両足に痛みが生じることもあります。
初期段階では運動の始めに痛みを感じますが、運動を続けるうちに痛みが和らぐことがよくあります。さらに進行すると運動中や運動後に痛みが強くなり、休息後も痛みが残るようになります。
シンスプリントの痛みは、痛む場所や症状の進行具合によって、次のような特徴があります。
最初は鈍い痛みや違和感を感じることが多いです。この段階では、痛みが軽いため、運動を続けることができる場合があります。
症状が進むと痛みが徐々に鋭くなり、運動中だけでなく日常生活でも痛みを感じるようになります。歩いたり階段を登ったりする際にも痛みが生じることがあります。
また初期段階では、運動後に痛みが現れたり消えたりすることがあります。重症化すると持続的な痛みに変わることがあり、安静時でも痛みを感じるようになります。
シンスプリントが進行すると、脛骨の内側を触ったり、軽く押すだけで痛みを感じることがよくあります。このような圧痛(押すと痛む感覚)は、炎症が進行しているサインです。
特に運動後や朝起きたときに、触れると鋭い痛みを感じる場合があります。痛みは特定の一点に集中することもありますが、広い範囲にわたって圧痛を感じる場合もあります。
シンスプリントが進行すると、すねだけでなく、足首やふくらはぎにも影響が出ることがあります。特に運動後や朝に、足首がこわばることがあります。これは脛骨周辺の筋肉が緊張しているためです。
また、ふくらはぎの筋肉が過度に使用され、張りや痛みを感じることがあります。ふくらはぎの筋肉が硬くなることで、シンスプリントの症状が悪化することもあります。
重症化すると、脛骨の内側に軽度の腫れや炎症が見られることがあります。これは、脛骨周辺の筋肉や骨膜に炎症が起きているサインです。
特に、足首から膝にかけての脛骨の内側部分が腫れることがあります。通常は軽度の腫れですが、触れると痛みが強くなる場合があります。さらに運動後には患部が赤くなり、熱を帯びることもあります。これは炎症が進行している兆候です。
シンスプリントの症状は、運動や歩行によって悪化する傾向があります。
走る、ジャンプする、階段を登るなどの運動中に、すねに負荷がかかる動作を行うと、痛みが増します。特にランニングやバスケットボール、サッカーのようなスポーツで悪化しやすいです。
また運動が終わった後や休息中、さらに翌朝などに痛みが強くなることがあります。これは運動後の炎症反応が原因で、すねの内側に負担がかかっているためです。
シンスプリントが進行すると、日常生活にまで支障が及びます。
最初は運動中にしか痛みを感じないことが多いです。そのまま放置することで、歩行や階段の上り下りでも痛みが生じることがあります。これにより、長時間歩くことや立ち仕事が辛くなります。
さらに安静時にも痛みが残ることがあります。適切な治療を行わない場合は痛みが慢性化し、運動を再開した後も痛みが続くことがあります。長期的に無理をすることで、骨の疲労骨折に発展するリスクもあります。
シンスプリントが重度になると、脛骨に過度な負担がかかり続け、疲労骨折に発展することがあります。
疲労骨折とは、骨に繰り返しかかる小さな負荷が積み重なることで骨にひびが入る状態です。シンスプリントを放置して運動を続けると、骨膜の炎症がさらに悪化し、最終的に脛骨の疲労骨折を引き起こす可能性があります。
疲労骨折の兆候としては鋭い痛みが持続します。安静時でも痛みが引かない場合は、疲労骨折が疑われます。この状態になると治療に長期間を要し、運動を再開するまでに数か月かかることがあります。
シンスプリントは再発しやすい症状の1つです。悪化すると疲労骨折にも繋がりますし、長期間運動を中止しなければいけなくなります。そうならないためにも、すねの内側に痛みを感じたら糟屋新宮中央駅前鍼灸接骨院にご相談ください。オーダーメイドの治療プログラムで症状を改善いたします。
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