皆様こんにちは、狭山東口駅前接骨院の五十嵐です。新たな年度を迎え、弊社にも緊張した面持ちの若手スタッフが増えつつあります。不肖私が社会人デビューしてから30年近くが経ちました。今頃の季節になると、その初日の事を思い出します。

「お前さんはリーダーにはなれないよ、なっちゃダメな人間だ」

現場に配属されて半日、直属の上司となった「親方」からそう言われました。わずか半日で将来を決めつけられ、さすがの私もカチンと来ましたが、同時に納得のいく言葉でもありました。上司に言わせると、リーダーに向く人間向かない人間は、その所作の初手で判るそうです。どこがどうなのか、上司にもよく解らないそうですが、所謂「永年の勘」とやらで見抜けてしまうそうです。

永年モノ造りの現場に身を置いてきた私は、やはりモノ作りの家に生まれました。そうなると、先人達の遺した言葉を見聞きする機会は自ずと増えます。

「百工あれば百論あり。百論一つに止まる、これ正なり。百論一つに止めるは匠長の器量なり。百論一つに止める器量なき者は、慎み畏れて匠長の座を去れ」

奈良県にある薬師寺。本尊である薬師如来の住まいである金堂を、わずか三冊の文献と技量の乏しい30人の若い大工を率いて完璧に再現させた、「鬼の名工」こと故西岡常一さんの言葉です。表現こそ難解ですが、時代や世代を超えて通じる「The リーダー論」です。私はこの言葉を「親方」から聞かされました。そしてこうも言われました、「お前さんはリーダーにはなっちゃダメだが、縁の下の力持ちとしてなら組織を支えられる」。「親方」なりの精一杯のフォローのつもりだったんでしょうが、結果としてその師弟関係は20年近く続く事になりました。

皆様のリーダーには、「百論一つに止める器量」がおありですか?

エキテン

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