こんにちは、入間駅前通り接骨院の大熊です。

12月に入ると1年があっというまだなーと毎年思います。

寒くなってきて運動をする人は怪我も増えてくる時期ですので、

運動前後の体操を十分に行うようにしていきましょう。

今日はミニバスケットや、サッカーなどのスポーツをしている子供たちに

起きる踵の痛みについて書いていきます。

踵付近の痛みでは、走ったり、ジャンプしたりしたときの負荷が

アキレス腱やその周りの組織にかかり炎症を起こすものや、

踵に負荷がかかって痛むものなどがあります。

前者は「アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎」、後者は「シーバー(セーバー)病」といわれます。

アキレス腱炎や周囲炎は、手首の腱鞘炎のように、筋肉や腱が繰り返し

伸縮することによってその部位に負担が集中して炎症をおこします。

どちらかというと子供よりも大人、中高年に多いです。

子供に起こるシーバー病もアキレス腱周囲炎と同じような原因で起こりますが、

痛みはアキレス腱よりも踵よりに発生しやすいです。

子供と大人で痛みのでる位置が変わるのは理由があります。

皆さん、骨、軟骨といえば、骨は硬くて軟骨は骨より柔らかいイメージがあると思います。

大人の骨は成長していますので、イメージ通り硬いです。

子供の踵の骨はまだ成長する為の軟骨が残っているので、その部分は骨と比べると

柔らかいです。(触っても硬いです、比較的という意味です。)

アキレス腱は踵の骨にくっついています。

大人の場合は硬い踵の骨には影響がでず、腱や周りの組織が痛くなりますが、

子供は筋肉や腱のひっぱる力が、まだ弱い部分である軟骨にかかってしまい

『踵が痛い』ということになるのです。

子供のかかとの痛み治療

治療としては、患部の安静とアイシングから始まり、運動負荷を減らすこと、足の形が悪い為に

踵に負荷がかかりやすい場合はテーピングで矯正したり、足の筋肉を鍛えることが必要です。

単純に歩く事自体も痛い場合も多く、アキレス腱の動きを補助するテーピングや、

踵の裏側にクッションになるパッドを入れて負荷を減らす方法など、症状や生活スタイルに

よって様々な方法があります。

最後に

症状によって対策も違いますので、お困りの方がいらっしゃいましたら

当院へお気軽にご相談下さい。

ご来院お待ちしております。